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執筆者の写真MIKA

【基礎知識】ヨガ的な正しい姿勢は快適であるかどうか

更新日:2022年11月22日




私たちが生きていくうえで、切っても切りはなせない姿勢。



ちなみに姿勢がよくなると、こんな効果があるといわれています。



痩せやすくなる

 ∟全身の筋肉を正しく使えるようになり、体幹がはたらくことで、特にお腹まわりに効果あり。



冷えの改善

 ∟血液やリンパの流れがよくなることで代謝があがり、脂肪燃焼にも◎



便秘が解消する

 ∟内臓が正しい位置に戻ることで消化機能が改善され、お通じも促される。



老けにくくなる

 ∟見た目も凛とするだけでなく、上記の理由からアンチエイジングにもつながる。



よく眠れるようになる

 ∟姿勢がよくなることで呼吸が深まり、自律神経に働きかけるので、深い睡眠につながる。



ほかにもまだまだたくさんの効果があるのですが、



・太りやすい

・からだが冷えやすい

・肌荒れや二重あごが気になる

・万年肩こりや腰痛がある

・集中力がない

・夜ねむれない

etc…



などの不調がある方は、姿勢をみなおしてみるといいかもしれません。



じゃあ正しい姿勢って、どういう状態なの?



一般的には背骨のS字カーブが理想とされていますが、ヨガの基本的な姿勢として、



”スカーサナ(安楽座)”



と呼ばれる座り方があります。



ちなみにヨガのポーズはサンスクリット語で表現されるのですが、サンスクリット語とは、インドの古代語のこと。



スカ(ア)ーサナの「スカ」は、楽な、喜び、安定。



「アーサナ」は座法や姿勢などの意味があり、



”快適に座って瞑想したり呼吸を整えるポーズ”



が、スカーサナです。



(余談ですが、ヨガのポーズはほとんどの名前に「アーサナ」がつきます。)



<やり方>

①あぐらの姿勢になり、恥骨を床におろす意識をもって骨盤を前に傾ける。


②やりすぎると腰が反るので、尾てい骨を床におろし、安定する場所を探す。


③肋骨の前側を軽く閉じ、肩甲骨(下部)を背骨に近づける。


④鎖骨を左右に広げ、喉元をゆるめる。


⑤首の後ろを伸ばして、頭を骨盤の真上にのせるイメージをもつ。



いかがでしょう?



なんだか忙しいな〜と感じた方や、どこが快適やねん!と、突っ込みたくなる方もいるかもしれませんが(笑)



やってみると、自然と背筋がスーっと伸びるのがわかるかと思います。



床に座った状態や、イスに腰かけた状態でもOK。



無理に背筋を伸ばすと余分な力が入ってしまうので、からだの土台を整える意識をもってやってみると、いい具合に力が抜けますよ〜。



あぐらが苦手な方は、お尻の下に座布団やブロックなどをしいてみてくださいね。



高さを作ってあげると、座りやすくなります。



ちなみに、やってみたよ!という方。



こんなことを思いませんでしたでしょうか?



「私のやり方、これであってる?(·∀·)」



実はこれ、生徒さんからもよくお声をいただきます。



正しいかどうか不安に感じる場合は、ひとつの判断として。



"快適に感じているかを基準にするといいよ〜"



と、ヨガの中では定義されていたりもします。



ヨガでは"スティラスッカ"という状態を目指しているのですが、「スティラ」とは安定。



「スッカ」は快適であることを意味していて、見た目や理屈に捉われるのではなく。



あなたにとって、心地よく感じることを第一優先にしてね、とお勧めしているのですね。



これはヨガのポーズ全てにおいて同じことが言えるのですが、たとえば座り姿勢の場合。



呼吸がしやすいかどうか。



腰まわりに痛みや違和感がないか。



肩がすくんでいたり頭が重たく感じないか。



などを基準にしてみて、



"なんか変な感じがするな〜"



というときは、スティラスッカを思い出してみてください。



時間はかかるかもしれませんが、自身にとって快適な状態をみつけることができたら、それはそれはとても心地のいいものです。



好きな人を好きになる理屈なんてないのと同じように、楽だな、気持ちがいいなと思うのは、本能的な直感でもあります。



これであってるのかな〜?と思うときは、安定しているかどうか、快適かどうか。



まずは自分自身にきいてみて、もし痛みや違和感があるときは、クラスの先生にたずねてみるのもいいかもしれません。



スタジオでは、毎日いろんな先生が様々なクラスを展開していますので、体験しながらヨガを楽しんでみてくださいね。



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