私たちが生きていくうえで、切っても切りはなせない姿勢。
ちなみに姿勢がよくなると、こんな効果があるといわれています。
痩せやすくなる
∟全身の筋肉を正しく使えるようになり、体幹がはたらくことで、特にお腹まわりに効果あり。
冷えの改善
∟血液やリンパの流れがよくなることで代謝があがり、脂肪燃焼にも◎
便秘が解消する
∟内臓が正しい位置に戻ることで消化機能が改善され、お通じも促される。
老けにくくなる
∟見た目も凛とするだけでなく、上記の理由からアンチエイジングにもつながる。
よく眠れるようになる
∟姿勢がよくなることで呼吸が深まり、自律神経に働きかけるので、深い睡眠につながる。
ほかにもまだまだたくさんの効果があるのですが、
・太りやすい
・からだが冷えやすい
・肌荒れや二重あごが気になる
・万年肩こりや腰痛がある
・集中力がない
・夜ねむれない
etc…
などの不調がある方は、姿勢をみなおしてみるといいかもしれません。
じゃあ正しい姿勢って、どういう状態なの?
一般的には背骨のS字カーブが理想とされていますが、ヨガの基本的な姿勢として、
”スカーサナ(安楽座)”
と呼ばれる座り方があります。
ちなみにヨガのポーズはサンスクリット語で表現されるのですが、サンスクリット語とは、インドの古代語のこと。
スカ(ア)ーサナの「スカ」は、楽な、喜び、安定。
「アーサナ」は座法や姿勢などの意味があり、
”快適に座って瞑想したり呼吸を整えるポーズ”
が、スカーサナです。
(余談ですが、ヨガのポーズはほとんどの名前に「アーサナ」がつきます。)
<やり方>
①あぐらの姿勢になり、恥骨を床におろす意識をもって骨盤を前に傾ける。
②やりすぎると腰が反るので、尾てい骨を床におろし、安定する場所を探す。
③肋骨の前側を軽く閉じ、肩甲骨(下部)を背骨に近づける。
④鎖骨を左右に広げ、喉元をゆるめる。
⑤首の後ろを伸ばして、頭を骨盤の真上にのせるイメージをもつ。
いかがでしょう?
なんだか忙しいな〜と感じた方や、どこが快適やねん!と、突っ込みたくなる方もいるかもしれませんが(笑)
やってみると、自然と背筋がスーっと伸びるのがわかるかと思います。
床に座った状態や、イスに腰かけた状態でもOK。
無理に背筋を伸ばすと余分な力が入ってしまうので、からだの土台を整える意識をもってやってみると、いい具合に力が抜けますよ〜。
あぐらが苦手な方は、お尻の下に座布団やブロックなどをしいてみてくださいね。
高さを作ってあげると、座りやすくなります。
ちなみに、やってみたよ!という方。
こんなことを思いませんでしたでしょうか?
「私のやり方、これであってる?(·∀·)」
実はこれ、生徒さんからもよくお声をいただきます。
正しいかどうか不安に感じる場合は、ひとつの判断として。
"快適に感じているかを基準にするといいよ〜"
と、ヨガの中では定義されていたりもします。
ヨガでは"スティラスッカ"という状態を目指しているのですが、「スティラ」とは安定。
「スッカ」は快適であることを意味していて、見た目や理屈に捉われるのではなく。
あなたにとって、心地よく感じることを第一優先にしてね、とお勧めしているのですね。
これはヨガのポーズ全てにおいて同じことが言えるのですが、たとえば座り姿勢の場合。
呼吸がしやすいかどうか。
腰まわりに痛みや違和感がないか。
肩がすくんでいたり頭が重たく感じないか。
などを基準にしてみて、
"なんか変な感じがするな〜"
というときは、スティラスッカを思い出してみてください。
時間はかかるかもしれませんが、自身にとって快適な状態をみつけることができたら、それはそれはとても心地のいいものです。
好きな人を好きになる理屈なんてないのと同じように、楽だな、気持ちがいいなと思うのは、本能的な直感でもあります。
これであってるのかな〜?と思うときは、安定しているかどうか、快適かどうか。
まずは自分自身にきいてみて、もし痛みや違和感があるときは、クラスの先生にたずねてみるのもいいかもしれません。
スタジオでは、毎日いろんな先生が様々なクラスを展開していますので、体験しながらヨガを楽しんでみてくださいね。
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